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せわしない毎日の中で [こどもがらみ]

3連休?なんですか、それ?
そんなん、ありましたっけ?
で、何したかって地元の祭りの手伝いと、娘が(今のところ)希望している学校のオープンスクールと、
あ、そうそうやっとこさホットカーペットを出した。
けど壊れていてorz
しょうがない、ってこともないけど、ついでにエアコンも掃除したりして。


学校は学校でインフルエンザ相変わらずで、いきなり短縮授業とか、授業カットとか、
クラブがなくなって突然下校とか、
閉鎖のクラスでなくても、結構わやわや。



で、またまたクラスの女子で問題が。
孤立してしまった女子がいて、仮にその子をHちゃんとしよう、その件については私も娘から話は聞いていたが、
まあちょっと変わった子というか、なかなかクラスになじめていないらしい。
ところが、娘が他2名と一緒に担任に別室に呼ばれたのである。
ちなみにその他2名というのは普段仲良くしている子達ではない。

内容はそのHちゃんについてだったそうで、
孤立している状況について、もちろん先生もご存知だったのだが、

先生は「Hちゃんが孤立している件についてどう思うか。どうしたらいいと思うか。」というふうなことを
3人に尋ねたらしいが、そもそもなんでこの3人なのかというと、
例の「あやちゃん」(以前の記事「小5」に出てきた子)が、先生との個人面談のときにHちゃんについて
「孤立していて心配だ」だとかを語ったのだそうな。
で、「誰とならHちゃんは仲良くできると思う?」と先生が尋ねたら、3人の名前を挙げたそうだ。

「なーんで私なのよ!」と娘は内心憤慨したらしいが、
私はなぜそんなことを、つまりあやちゃんが「Hちゃんは3人と仲良くしたらいい」と言ったことを
当人たちに話したのか、解せなかった。

このHちゃんについて、これまで私が娘に聞いていたのは、
昨年市内の別の学校から転校してきた子で、いつもちょっとおどおどして、ちょっと暗い。
みんなと話していても、急にとんちんかんな事をしゃべりだす。
別の子が気にしている身体的なことを大きな声で話す。
娘が仲良くしているUちゃんは家が近く、毎日のようにHちゃんに「一緒に帰ろう」と言われるのが嫌で、
娘にどうやって出し抜いて帰ろうかと相談してくる。
ほかの女子もちょっと敬遠していて、この前の社会科見学のときHちゃんは一人でお弁当食べてて、
先生が途中から隣に座ってた。
てなところ。

「で、先生にどうしたらいいって言ったの?」
「他の二人は孤立しているのはよくないって言ったの。でも私は『よくないとは思うけど、
Hちゃんも努力しないといけないと思う』って言った。」

ふうむ。

娘は昨年いじめでとても辛くしんどい思いをしたが、おかげさまでそれを乗り越え、強くなったと思う。
今では、相手に言い返すこともできるし、仲間に入れてと自ら歩み寄ることもできるようになった。
そのぶん、自負もあると思うが、私でも驚くくらい、まっすぐな正論を口にする。
よく言われることだが、正論は必ずしも最善ではない。
自分ができたからといって、他人にそれを期待、強要することも間違いだと思う。


「○○(娘)は強くなったとは思うけど、Hちゃんは○○のようにはできないんじゃないかなあ。話聞いてると、気が弱そうだし。」
「でも自分から動かなきゃ変わらないでしょ?」
「まあ、そうとも言えるけど・・・。その・・・お弁当を一人で食べるのも寂しかったんじゃないかと思うんだ。
今度そういうことがあれば、○○のグループに誘ってみたらどうかな・・・」
「なんで?」
「だって寂しそう・・・」
「なんで○○がそれをしなくちゃいけないの?」
「うう・・・んと・・・」

返答に詰まってしまった。
確かに娘とは性格も合わない、趣味も好みも違い、普段遊ぶことも皆無だ。
だけど、進んでHちゃんをいじめたり、除け者にしているわけでもなく。
リーダータイプでもない娘がHちゃんの面倒を見るように私が言うのもどうか。

過去の経験から娘が一回り大きくなったのはよかったと思うが、
同時にHちゃんの気持ちを理解できる子にはなってほしい。


それにしても他の子が話したことを別の子に話すのはそれはいかんだろうと思い、
翌日昼休みに先生と電話で話した。
たまたま直前に娘と個人面談をしてくださったらしく、その内容は今まで娘から聞いていたことと変わりないことを彼女は先生に話したようだった。

子供たちには言ってないらしいが、実はあやちゃんは、Hちゃんを悪く言って孤立させている子たちとして
娘と他2人を名指ししたうえで、その3人が考えを改めればHちゃんも仲良くできると思うなどと言ったそうだ。

これにはもうびっくりした。

それを鵜呑みにして娘たちを別室に呼んだ先生に、ちょっと一言言わせてもらいたかったんですが。

「先生、お言葉ですが、娘は学校でのことを家でよく話しています。Hちゃんのこともずいぶん前から聞いていました。
娘も確かにHちゃんとはどうも気が合わないと言いますが、学校でHちゃんを孤立させるように積極的に動いたりしません。
むしろ、Uちゃんには毎日のように愚痴を聞かされたり、それこそあやちゃんにHちゃんをほっとこうと命令されたことはありますが。
あやちゃんについては、ときどき娘を除け者にしたいようですが、その原因は思い当たる節があります。
どうしてあやちゃんがHちゃんの件について、先生に娘のことを話したのか、娘自身も納得できていません。
私は娘から聞く話ですが、どうしても私には見えないところもあると思うので、学校内では先生にお任せします。
あと、娘が話したことは他の子には教えないでいただきたい。」

Uちゃんのことや、あやちゃんの“思い当たる節”についても先生はまったくご存知なかったようだった。

先生は26歳男性。優しくていい先生だが、女の子のドロドロした部分は理解できないかなあ。
いや、やはり先生だから、こちらとしても頼ります。


しばらく静観しているつもりでいたその日、たまたまある方とお会いした。
その方は元公立小学校の校長先生。
お話を聴いて、いたく感動した私は、帰り支度の先生に失礼を承知で不躾にも相談をした。
「孤立している子をなんで私が面倒みないといけないの?」という娘に言葉を返せなかった件である。

もちろん、去年本人がいじめにあったこと、その後強くなったこと、Hちゃんと気は合わないけどいじめたりしていないこと、反対に積極的に味方にもなっていないこと。正論を吐くこともお伝えして。
先生はふむふむとうなずき、時折質問された・
そしてご指導いただいた。
中でも娘がHちゃんの気持ちに共感できることが大事だとおっしゃったのは少々意外でもあったが、
なんかじーんときた。
救いを求めていたのは、他ならぬ私自身だったようだ。


その後、帰宅途中スーパーで買い物をした。
車に乗り込むと運転席の窓を叩く年配のご婦人が。
少し窓を開けると、ロールちゃんをぬっと差し出した。
「あなた、これ落としたわよ。何度も呼んだんだけど、聞こえなかったみたいだから。」
一人で買い物するときには、iPodが常なので、まったく気づかなかった。
見るとご婦人は自分も大きな袋を2つ持っていた。
慌てて車を降り、駐車場の端まで私を追いかけて来てくれたそのご婦人に頭を下げた。
ちょっとしたことなんだけど、その日の私には、校長先生とそのご婦人は天使に見えた。
もちろん気分が劇的に良くなったのは言うまでもない。

話を戻すと、学校の件はその後娘に先生からの話はないらしい。

去年、毎日のように家で泣いたり、沈んだ表情だった時期は私が参ってしまいそうだった。
けれど、今、娘はよく話し、よく笑う。
しょうもないテレビを観て、二人で爆笑する。
一人でお風呂に入っているときや、ドライヤーで髪を乾かしているとき、
耳を澄ますと、娘が鼻歌を歌っていることがある。
それを聴くと私はとても幸せな気持ちになるのだ。
娘の心身がいい状態であることだけを願うのは、身勝手かもしれないが、
娘がハッピーなら、いいんです私。
それだけで。


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フロレスタン

我が家もこの間ホットカーペットが壊れまして(笑)、我が家は私以外全員寒がりなので、しかたなく新しいのを購入しました。

できるだけ安くとネット通販で二畳大のもので8000円くらいのを探して調達。
by フロレスタン (2009-12-02 11:03) 

フロレスタン

特定の子供のいうことをそのまま鵜呑みにして、特定の子供を呼び出して話を聞く教師って… ちゃんと自分の目でクラスの子供を観察していないのではなかろうか。
by フロレスタン (2009-12-02 11:06) 

蓮花

フロレスタンさんちもですか。うちは買ってまだ3年目だったので、んもうがっかりでした。
某家電量販店に出向き、5000円で買ってきました。うちも二畳サイズです。お店の人が修理は無理、というか修理するように作られてない、したとしても購入以上にお金がかかると言われて、ならば安くて結構、と聞いたこともないメーカーのものを選びました。

>特定の子供のいうことをそのまま鵜呑みにして、特定の子供を呼び出して話を聞く
確かにそれぞれに話を聞くのは必要だと思うのですが、片方が話したことを他方にそのまま伝えるのはどうかと。
先生だからってことで口を開くわけですから、それは内密にしてほしい。
そしてすべてを信じて鵜呑みにしないでいただきたい。
クラスに40人もいると先生もたいへんだとは思いますが・・・。


by 蓮花 (2009-12-04 07:11) 

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