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留学生たちと [つれづれ《楽》]

友人の日本語教師アオイ嬢に頼まれ、留学生たちと語る会に行ってきた。
おとついのことである。

彼女が受け持つクラスで、欠席もいたが、今回は2名が韓国人、残りはすべて中国人。
全部で20名くらいだったろうか。

最初にご挨拶。
私は「にぃめんはーお! あんにょんはしむにか!」と言ってみた。
つかみはOK。

5つのグループに分かれ、私を含め6名の日本人がテーブルを10分ごとに廻った。
生徒達は19,20歳から23歳までの若者ばかり。

日本語の習熟度はそれぞれ。
しかし、特に会話が停滞することもなく、一生懸命日本語で話そうとする姿は
たいへん微笑ましい。

出身はバラバラ。
洛陽、福建省、大連、ソウルなどなど。

「どこから来たの?」
「日本は寒い?」
「日本に来ていちばん困ったことは何?」
「何を勉強しに日本に来たの?」
「学校に来ていないときは何をしているの?」
「日本の俳優や女優って知ってる?」
「日本で行きたいところある?」
「日本に行くって、ご両親は反対しなかった?」
などなど尋ねてみた。

経済を学ぶという子がいちばん多かった。
2名は家業(ホテルや会社)を手伝いたいからと言っていた。
俳優はダントツで渡辺謙さんが人気だった。
最後の質問はちょっときわどいかなあと思ったが、
意外にも反対するご両親はおらず。

私が
「王菲(フェイ・ウォン)と張惠妹(アーメイ)が好き。CDも全部持ってるよ。」
と言うと
嬉しそうに目を輝かせた女の子たちがかわいらしかった。

その日は旧正月の2日。
みんな故郷に帰らず、日本でこうして過ごしている。
中国の政策どおり、中国人の子たちは全員一人っ子だった。
たった一人の子を海外に送り出し、ご両親たちはどれほど心配しているだろう。


最後の挨拶で以下のようなことを言ってお別れした。

私は、みなさんと同じ年の頃、海外に出たくて仕方なかった。
旅行ではなく、よその国で暮らして、勉強したかった。
けれど、私の両親は絶対にそれを許してはくれなかった。
お金がどうというより、外国に行ってしまうことを許してくれなかった。
みなさんは、貴重な経験をしている。
自分の目でみて、自分で考え、日本のいいところをたくさん知ってほしいと思う。
それに、私の子供と言ってもおかしくない年齢のみんなだから、
ご両親の心配を思うと切なくなる。
お正月にも帰らない子供をとても心配しているだろうから、
電話して、ぜひ声を聞かせてあげてほしい。


最初はちょっと緊張したけど、とてもいい時間だった。

アオイー!誘ってくれてありがとう!



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コメント 2

3時方向

私は、1人では何も出来ないので、実家を出ること事態考えたことがありませんが、人生を半分終えた歳になってみると、若い頃に経験しとけば・・・と思いました。
私は、3ヶ月限定で日本にやってくる外国人としか交流したことがありませんが、本当に貴重な体験をしていると思うので、頑張ってほしいと思います。
by 3時方向 (2008-02-10 22:58) 

蓮花

>若い頃に経験しとけば・・・
卒業してからでもアリだと思いますよ。私はひそかにそれをねらっています。
もし、お子さんが留学したいと言ったら許しますか?
私はたぶん「行っておいで!」と言っちゃう気がします。
日本にいて勉強できないわけじゃないんですけど・・・。
by 蓮花 (2008-02-11 06:05) 

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