【ラッシュ・アワー3】(RUSH HOUR 3) [映画]
最後の木曜日、娘は夏休み最後の学童イベント、
1泊2日のお泊まり。
やっぱり映画でしょう、ここは!
・・・と、張り切っていたものの、
田舎ってやーね。
観たい映画、やってなくてガックリ。
それでも2本観てきました!
まずは「ラッシュ・アワー3」
【ホワイト・プラネット】(La Planète blanche) [映画]
雨の中、娘と観に行きました。
2003年の「ディープ・ブルー」
昨年の「皇帝ペンギン」
とドキュメンタリーものもちょっと目新しさに欠けてきた感がありますが、
娘とはこういうドキュメンタリーものをよく観ます。
テレビでも「ナショナル・ジオグラフィック」や「アニマル・チャンネル」を観ることが多いです。
ただしペットものはあまり観ません。
自然の中の動物の姿を観るほうが私には面白いし、
娘にも本当の姿を見せたいというのが理由。
実際肉眼で見るのはほとんど不可能ですし、
本や図鑑だけでは、その動いている姿や一見残酷に思える生態まではわからない。
「皇帝ペンギン」は南極が舞台でしたが、
北極圏に住む野生動物の生態を追ったこの映画は、フランスとカナダの合作。
どんどん北極の氷が減少していく中、この動物たちも絶滅の危機に
近い将来さらされてしまうらしい。
いちばん私が印象的だったのは、
1000kmもの疾走の旅をするカリブー。
カリブーってトナカイみたいなこんな動物です。
毎年の気象条件を読んで、
ルートを決めているんだって。
すごい。
夏は1週間で1リットルも蚊に血を吸われるので、
疲れて休む時には、身を寄せ合って体表面の露出を避けるんだとか。
あと、赤外線カメラでとらえたホッキョクグマの穴蔵。
生まれたばかりの赤ちゃんとママグマが越冬している姿。
真っ暗闇でしかも狭い穴の中で、よく赤ちゃんをつぶさないでいられるもんだ。
映画におけるBGMは非常に重要だと考える私ですが、
観ていて気になるものと気にならないものがあります。
それは、サウンドトラックという音楽のひとつのカテゴリーができている今、
単にコンピレーション・アルバムを作っているだけではないかと思われるような、
多数のアーティストの曲をそれぞれの場面で後ろに流しているだけというのもあるし、
まったく邪魔にならない効果的な使われ方をしているものもあり、
私にとっては、BGM=サウンドトラックは映画を観る上で、大事な要素です。
残念ながらこの「ホワイト・プラネット」ではBGMがとっても邪魔でした。
というか、無理にストーリーを作ろうとするような効果音に聞こえてしまったのです。
人間の声は排除したほうが、よかったのではないか・・・?
スムーズな歌声だけならまだましだったかも・・・?
「皇帝ペンギン」のような擬人化したセリフではなかったのが救いです。
ちなみにナレーションは20年以上前に、
63日間かけて単独歩行で北極点に最初にたどり着いた、冒険家の
ジャン=ルイ・エティエンヌという人です。
娘が大人になったとき、
「小さい頃、北極や南極の動物の映画を観たことあるんだけど、
今じゃなんにもいないよねえ」
ってことにならなければいいなあと思います。