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【プラネット・テラー】(Planet Terror)in Grindhouse [映画]

娘が前夜からお泊り中のときに、観てきたぜ!サイコーだぜ!!!


これまた超ネタバレ&長いので、興味と時間のある方のみ
おすすみください。

アメリカでは「プラネット・テラー」と、「デス・プルーフ」は
監督たちの意向どおり2本立てで公開されたそうだが、
日本では東京のみ2本立てで公開した模様。
あー、観たかったな。

で、地方に住む私はバラバラで観るしかなかったんだけど、
公開されたのは、「デス・プルーフ」→「プラネット・テラー」の順。
アメリカの2本立てはこの逆の順だったそうです。

 

で、ご丁寧に2本の間にフェイクの映画予告編なども
いくつか作られたそうで。
この「プラネット・テラー」、本編の前に「マチェーテ」という架空の映画の予告編が
ありました。
これがねー、面白そうなの。

「コン・エアー」や「6デイズ・7ナイツ」にも出ていたモロ悪役顔のこの人。
「デス妻」のシーズン2にも実はいい人の役でちらっと出てましたね。
彼の履歴を見ると、すんごい数の出演映画やテレビ。

これ、ちゃんと映画が作られるそうで、すんごく観たいなー。

 

で、「プラネット・テラー」。
いやー、楽しかった、面白かった!!!

なんつーても、ヒロイン役のローズ・マッゴーワンが素晴らしくえーです。 私、この人を知ったのは、10年くらい前のMTVミュージック・アワードなんですが、
強烈すぎて、一発で覚えちゃいましたから。
だって、こんなだったんですもん。

当時のダーリン、マリリン・マンソンとやってきて、
この、ドレス、つーか、ただの紐。
ゲゲゲ。この女なにもん?と思ってたら

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「ハード・キャンディ(Jawbreaker)」って映画でヤな女の役で出てたので、あー、女優さんなのかと。その後テレビのこれ↓
チャームド~魔女3姉妹~ シーズン4 Vol.1

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に降板したシャナンの入れ替わりで登場し、全米のお茶の間的アイドルになるのですが、どうも、好きになれんかったのよね。ま、第一印象がこれですから。

けど、見直したわ~。一気に好きになったわ~。 ちなみに春先のRolling Stone誌の表紙とおぼしき写真。

「デス・プルーフ」後半に出ていたロザリオ・ドーソンちゃんと。

 

 舞台はまたもテキサス。ローズちゃん扮するゴーゴー・ダンサーのチェリー・ダーリン(なんてダンサーっぽい名前!)。

彼女のエロくてステキなダンスシーンから始まります。

店のオヤジとけんかして、バーベキュー屋でふてくされているローズちゃん。

あの~、よくわからんのですが、テキサスでは、ふてくされて、ふらっと入るような店はBBQ屋なんでしょうか???それとも、BBQもあるけど、喫茶も充実ぅって感じの店なんでしょうか???

ま、そんなことはさておき、ローズちゃんはその店で最近別れたばかりの元彼ときまずい再会をする。

 

同じ頃、近くの軍事施設では怪しい取引が。

悪そうな軍人にブルース・ウィリス。この人は本当に主役よりこういう役のほうが断然いいですねー。

手下を大勢引き連れて、これまたフツーじゃない科学者と生物兵器をめぐって睨み合い。

この科学者役がテレビ「LOST」で、イラク人役をやっているナヴィーン・アンドリュース。  ちょっぴり好きなの、私

なんでかわからんが、殺した男のキ○タ○を切り取って、ビンや袋に入れて持ち歩いてるの!

 

交渉決裂でこの科学者は、あろうことか、危険な化学物質を空中にばらまいてしまう。 これを吸った人はみんな皮膚がただれて、ゾンビ状態になり、生きた人間を食糧として襲うようになる。

ただし映画では「ゾンビ」とか「living dead」とかじゃなくて、「シッコ(sicko=感染者)」と呼んでいます。

感染したと思われる人たちが次々と運ばれる病院には妙に気持ち悪いドクターと、その妻で麻酔医のダコタがいる。

 いろんな麻酔注射をこんなとこにしのばせている。

一応一人息子もいるんだけど、DVっぽい夫に隠れて愛人を逃げる計画を立てている。

なんとその愛人は女で、それをファーギーがやってます。 ひょわー。

ファーギーはダコタの元へ来る途中、シッコに襲われ、ダコタの病院に運ばれてくるのだが、無残な遺体にダコタがパニック。

夫はダコタの愛人だと確信し、 「この女、ぜってー許さね~!」  

 

さて、チェリーとレイは、なんとなく焼けぼっくいに火がついた状態で車中いい雰囲気に。

しかあし、ドライブの途中遭遇したシッコたちに襲われ、チェリーは、なんと右足の太腿から下を食いちぎられてしまう。

レイはダコタのいる病院にチェリーを運ぶが、病院中、感染した人だらけ。それでもまだなんとか病院として機能しているらしく、チェリーは一命を取り留める。

チェリーが治療後意識を取り戻し、失った右足を見てさめざめと泣くシーン。よかったですねえ~。なんともやりきれない絶望感がひしひしと伝わるいい演技だと思う。 ローズちゃんを見直した瞬間でした

 

レイはお尋ね者なのか、何者なのかさっぱりわからないんだけど、保安官に連行される。

この保安官が、マイケル・ビーン。

 ・・・時というのは残酷ですねえ。

ターミネーターで、ジョン・コナーを助けに未来から片道切符でやってきたカイルに母性本能を激しくかきたてられた女子が世界中にいただろうに、この保安官がマイケル・ビーンだと気づくのにめちゃ時間がかかりました・・・。

もちろん向かって右がその“カイル”です・・・。

左の人はロドリゲス作品ではおなじみのトム・サヴィーニおじさん。この人が出てくると笑える。

 

保安官事務所にもシッコが現れ、グッチャグチャの戦いになるが、レイは無敵。なぜかはわからないが、保安官が銃を絶対渡さないくらいだから相当の腕前を持った、軍出身者か、元警察か、暗殺者なのか・・・???悪い人ではなさそうですが。

 

その後、励ましてくれたレイといい雰囲気になって、病室でのエッチシーンになるわけだが、ここで映像が乱れ始め、 「リール1本焼失、ご迷惑おかけしてすみません」 というテロップが。

あはははははは!!いいところだったのにー!

昔のグラインドハウスではよくあったことらしいけど、うまいねえ、こういう再現。

ほかにも消失してしまったシーンがあるので、あのあとどうなったとか、おいおいその怪我はなぜ?とかどうしてここにみんないるの?とかまあ、こまかいことは全部すっ飛ばしてあるんですよ。 それでもオーケィ。この映画はそんなことはどーでもいいんです。

レイに棒をつけてもらって、カッタンカッタンしながらなんとかチェリーもシッコが暴れだした病院からレイと共に逃げる。

 

タラちゃんも、もちろん出てきますよ~。ブルース・ウィリスの部下でサイテーなゲス男役で。イェ~イ!そしてふさわしい死に方をします。イェ~イ!

怒りの鉄拳をくらわせるのはチェリーなんだけどそれで、右足がわりの棒が折れちゃう。 これじゃ歩けないし、シッコや腐れ軍人らに対抗できないってんで、レイがチェリーの太腿に装着したのがマシンガン。

 

行くぞー!ってときにカマしてくれるのが、お約束のようなギャグ。バイクに乗れって言われて、普通にレイの後ろにタンデムしたチェリー。「違うよ、逆だよ」と言われて、

ここでチェリー、「うふん」とレイに笑いかけるが、「違うって、後ろだってば」と言われ「あ、そうか」と後部席に。 一見無駄なようなシーンですが、いいんです。

で、どうなってんのかわからんのよね、マシンガンはどうやって発射されるのか?まさか気合で発射? これでチェリー、撃ちまくり、敵を倒しまくる。

ズダダダダダダダ~~~~!!!

チェリー、薬師丸ひろ子状態で「か・い・か~ん」って表情なの。ほんっとに、うっとり~って顔してるのが笑える。

 

そのあとは、なぜかいい人になってる科学者(おまえがばら撒いたんだろーが!)、ダコタんちのベビーシッター(双子でいつもケンカしてる)、なども一致団結して、戦う戦う!

われらがチェリーも大暴れです!

 

ラストシーンは、「ええ~?」って展開。他のサイトさんで「これはターミネーターじゃねえか」という意見がありましたがまさにそれです。

 

とにかく大いに笑わせてもらったプラネット・テラー、あたくしは大好きです!

教訓:無駄な才能は多いほどよい。

 

 

 


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