SSブログ

よその子のために [こどもがらみ]

例の強制参加の行事が始まった。

夏休みに入ってすぐ行われる球技大会、これ自体の参加は自由、とは言うものの

文章は限りなく強制のにおいがする。

そして本番までに1週間練習があるのだが、

この練習に親として協力しろというものだ。

ちなみに練習は早朝か夕方の2時間ずつ。

私に課せらせたのは、土曜日の朝6時から8時まで。

 

うちの娘は本番はもちろん練習にも参加できない。

いつも以上に早く、7時10分には家を出て、学童まで送り

帰りは6時半くらいなので、無理な話。

もっともドッジボールなんかしたくない、とも言うのだが。

毎日学童でやってるしね。

 

というわけで、よその子たちのために行ってきました。

持ってくるものとして、牛乳パックで氷を作ってこいとのことだった。

うちは毎日牛乳を飲む習慣がないので

仕方なくわざわざ買って、それでも飲みきれなかったので

ちょっと捨てて、作って持って行った。

 

当日、いつもどおり5時起床、化粧して娘の朝食を作って置手紙を書き、

まだ寝ている娘を結局起こさず、5時45分家を出た。

んもう、前日まで嫌で嫌でしょうがなかったんだけど、

どうせやるならなんか楽しんでやれたらいいなと思って現地に到着。

 

集まっている子供たちは40人くらい。ふむ。やはり半分以下か。

 

で、あたいは何をすりゃいいんでしょう???

 

近くのお母さんに尋ねてみた。

「えっと~、とりあえず見守っていれば・・・」

 

・・・はあ?

 

6時とはいえ、真夏の朝日は容赦ない。

見守っていればいいのなら、日傘は差したままでいいよな、と

思いながらぼけら~っと立っていると、

同じマンションの娘の同級生Eちゃんのママ、ハケーン!

 

「ね、何すればいいの?」

「さあ・・・」

 

Eちゃんのママは看護師さん。深夜明けである。

ちなみにEちゃんも来ていない。

 

二人組みでボールを投げあう練習をしばらく眺めていると

声がかかった。

 

「じゃ今度はコートのまわりでボール拾いしてくださあい!」

 

はあ???

 

ボール拾い、とな?

 

なんでそこまでしてやる必要が?

 

やっている子供たちで転がったボールは拾えばいいではないの?

 

つーか、そんなことのために自分の子を家に一人置いといて

土曜の朝っぱらから強制参加させられるのって

それってどうなのよ?

 

そこへ、H君のママ登場。

彼女は夜の仕事、といっても水商売ではなくて、

どこかの施設の食堂勤めらしく、

この時間が仕事明け。

普通ならこれから家で寝るところなのだが、

この強制ボール拾いにやってきたのだ。

 

ちなみにH君も来ていない。

 

私とEちゃんママ、H君ママは3人で所在無く突っ立って、

「あっついなあ~」を繰り返した。

  

そういえば、強制参加と言いながら、出欠取ってないよね?と

Eちゃんママがつぶやき、

私とH君ママは

「ほんまや~!」と声をそろえた。

 

「じゃ、来なくてもよかったなあ」

「んー、でも来て見てみないと文句も言えないじゃん」

「そうだね、どんなもんか、よおくわかったし」

「あ~あ・・・」

  

ぶーたれながらも一応義務を果たした3人は

8時と同時にとっとと帰路に。

帰り道、これからの強制参加にさんざん文句を垂れる、

仕事持ちの母3人だったのでした。

 
nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:日記・雑感

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0

図書館へ初ケータイ ブログトップ

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。